2024 川崎記念 傾向と対策

重賞予想

1月下旬or2月上旬の中距離交流GIとして長らく施行されてきましたが、
今年の地方競馬路線改革によって4月上旬のこの時期に開催時期の変更となりました。
もともとは、フェブラリーSやドバイの前哨戦的な位置づけでしたが、
今回の変更により、帝王賞へのステップレースの様相となってきそうです。

地方交流GIなので、まずは過去5年の勝ち馬と前走も含めた3着馬までの結果を見ていきましょう。

はっきりしているのは、1番人気が圧倒的に強いということです。
過去5年はもちろん、10年に広げても1番人気馬はすべて連に絡んでいて
地方交流レースのなかでも有数の人気馬が強いレースと言えそうです。
ざっくりした傾向は以下の通りです。

傾向

✅小回りコースで先行馬が有利。差し馬も4角で先行勢につけられないと厳しい
✅大型馬が強い。500kg以上の馬が有力で特に中央所属馬は注意
✅牝馬は不振。過去10年で連対なし

施行時期が変わるので、前走情報はガラッと変わりそうですが、
基本的には小回りコースのGI。
最終的に4角で前につけられないと厳しそうです。
また、2100mの距離適性からか牝馬は苦戦傾向です。
今年の実績馬ではアイコンテーラーが苦戦しそうな傾向です。

ここまでの中距離重賞では、ダイオライト記念と佐賀記念が要注目。
また、同条件の報知オールスターを見ていきましょう。

◎セラフィックコール
昨年はデビュー5連勝でみやこS制覇までのぼりつめました。
チャンピオンズCはいきなりの一線級が堪えたか10着に敗れましたが、
年明けのダイオライト記念を快勝。
中距離がむしろ合ってそうで、ここはメンバー的にも戴冠のチャンスです。
○ライトウォーリア
地方馬ながら、帝王賞や東京大賞典では上位に顔を出している本馬。
前走同舞台を勝って、ここなら食い込みもありそうです。
地元の激走に賭けて対抗視します。
▲ノットゥルノ
交流GIではたびたび上位に顔を出す地力はあります。
競馬場によって崩れることもありますが、どちらかというと深い砂の方がよさそうです。
左回りに懸念材料がありますが、先行力もあるし、上位争いできる地力はあります。

〇ライトウォーリアがせっかく勝ったのに・・・
2着3着は不振と見ていたJRA牝馬勢が入ってきてハズレ・・・
ライトウォーリアは7番人気ながら、交流GIで上位に顔を出していたのがここで生きました。
2着グランブリッジ、3着アイコンテーラーはレディクラシックのワンツーで、
結果的には今年のメンバーでの実績は上位で、侮ってしまった。
断然人気セラフィックコールはGIとなるともうワンパンチほしいかもしれません。
レースの施行時期が変わったことで傾向の変化もありそうです。
来年以降も、中央馬地方馬問わず、交流GI実績は要吟味していきましょう。

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