2024 大阪杯 傾向と対策

重賞予想

かつては天皇賞・春の中距離版前哨戦の位置づけでしたが、
2017年よりGIに昇格して今年で8回目。
長距離路線の天皇賞とは別に、
古馬中距離路線の上半期最初のチャンピオン決定戦として施行されています。
ただし、近年は主力級は同時期に行われるドバイワールドカップデーに向かう傾向が強く、
やや1枚落ちるメンバーでの戦いになりつつあります。

まだ歴が浅いGIということで傾向に乏しいですが、過去7回から浮かび上がる傾向はこちら

傾向

✅関西馬が優勢。GI昇格後の勝ち馬はすべて関西馬
✅4、5歳馬が優勢。GI昇格後の勝ち馬ははすべて4歳か5歳
✅阪神コースでの勝利経験がほしい
✅勝ち馬は前に行ける馬

ざっくりとした傾向になりますが、勝ち馬の共通項が浮かび上がってきました。
関東馬は、2着馬まで広げても苦戦している傾向です。
去年スターズオンアースがGI昇格後、初めて関東馬で連対圏に飛び込んできました。
2冠馬クラスでようやくと言った感じで、
今年の有力馬では、明け4歳のGI馬タスティエーラ、ソールオリエンスが関東馬です。
また、昨年3連勝で香港挑戦したローシャムパークも関東馬ですがどうでしょうか。
年齢については、昇格元年の17年に2着に入ったステファノスが唯一6歳馬で馬券圏内に入ったのみで
それ以外は3着までは4歳、5歳で占めらています。
阪神での勝利経験も重要なファクターです。
勝ち星がなかったのは17年キタサンブラックだけ。
ただし、前年の大阪杯で2着の実績がありました。
ここも、ローシャムパーク、タスティエーラ、ソールオリエンスは初の阪神出走で気になる要素です。

出走馬が複数出走していた、有馬記念、京都記念、中山記念を見ていきましょう。

やはり圧倒的に有馬記念のレースレベルが高いと見ています。
敗れた馬たちもそこまで悲観する内容ではないでしょう。
先行力あるハーパーやタスティエーラは展開的には有利に向きそうです。
京都記念のワンツーは阪神にも実績がある2頭。
どちらもここを使って更に調子が上がってきていそうです。
逆に中山記念のソールオリエンスは脚質の不利が徐に出ていました。
差し馬には厳しいレースになりそうですが、どうでしょうか。

◎プラダリア
GIでは今ひとつのレースが続いていましたが、
GⅡでは確実に勝ち切り、ここに来て一皮向けてきたように思います。
阪神実績もあり、先行できるのもプラスポイント。
有力4歳馬が関西圏での実績に乏しいここはチャンスありそうです。
○ハーパー
リバティアイランドが立ちはだかりましたが、クラシックはいずれも好走。
エリザベス、有馬と古馬男馬相手でも十分戦える地力を見せてきました。
この馬も先行力あるのもプラスです。
▲べラジオオペラ
4歳牡馬ではこの馬を最上位にとります。
阪神では3戦3勝。先行力もあり、ダービー4着からGI馬にひけを取らないでしょう。
△タスティエーラ
△ローシャムパーク
傾向から関東馬は不振ではありますが、さすがに地力はメンバー上位。
勝ち切るまでとはいかないまでも、圏内候補としては押さえておかないといけないところです。

▲ー△決着で馬券はハズレ・・・
関西先行馬の狙いはよかったんですが、完全に軸を読み違えました。
べラジオオペラはこれで阪神3戦3勝。コース適性も強かったと思います。
逆にプラダリアは思ったほど先行できず、直線も前走ほど弾けませんでした。
やはりGIでは1枚足りず、GⅡクラスに戻れば上位を張れるタイプなのでしょうか。
久しぶりのハーパーも先行できず、持ち味を見せられませんでした。
この馬は牝馬限定戦に戻って改めて期待しましょう。
2着ローシャムパークは前を捉えられなかったものの、早め進出で見せ場をつくりました。
今後のGIでも十分上位争いに加われそうです。
驚いたのは3着ルージュエヴァイユ。
インをうまく抜け出したとは言え、エリザベス2着は伊達じゃありませんでした。
大舞台で一発がありそうなタイプです。
4歳GI馬タスティエーラとソールオリエンスは全く見せ場なく、
関東馬不利のレースとは言え、地力に疑問符がつく結果となりました。

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