レースの概要
夏の風物詩として定着している夏の福島重賞。
福島芝2000mのレースとしては1980年から定着しています。
2006年からサマー2000シリーズの初戦に位置づけられました。
ハンデ戦で、波乱が多い難解なレースとなります。
傾向と対策
近年の傾向はこちら。
ハンデ戦とは言え、ある程度の実績が必要で、
昇級組は2008年の勝ち馬ミヤビランベリ以降は3着止まりです。
⇒今年はセイウンプラチナ1頭が該当します。
好相性の前走GⅢ組です。
着順は不問ですが、着差には注意が必要で2秒以上離されていると馬券に絡めません。
逃げ切りも、追い込み一辺倒の馬も厳しく、先行~好位差しできる馬が中心になるでしょう。
なかでも前走阪神で走っていた馬は回収率高いです。
東京組も馬券に絡みやすいですが、回収率という点ではいまひとつでしょう。
⇒今年は阪神組の出走はありません。
東京組で好位置とれるという点ではレッドラディエンスに注目です。
参考レース
上位馬が何頭か出走してきている新潟大賞典を見ておきましょう。
予想
◎ボーンディスウェイ
中山、福島などの小回りコースの相性のいい先行馬で、
中山金杯でもあわやのところがありました。
重賞でもまれて、前走は同コースの福島民報杯で2着。
ハンデも手ごろで、内枠からすんなり好位置につけられれば勝ち負けできると見ました。
○フェーングロッテン
対抗1番手には穴っぽいところに期待です。
2年前にラジオNIKKEIを勝って、その後も中距離重賞で好走を続けていました。
昨夏以降に成績を落としましたが、年明けに去勢して行きっぷりが戻ってきました。
前に行きたい馬もいますが、番手につけられれば地力は上。粘りこみがありそうです。
▲レッドラディエンス
傾向からは安定株のこの馬。初の重賞出走になりますが、
デビュー戦以外は馬券圏内を外さず、このコースでの実績もあります。
勝ち切るまでは疑問も、ここでも上位争いする安定性はありそうです。
△キングズパレス
新潟大賞典では惜しい競馬で、ローカル重賞で期待をしていました。
ただ、右回りでもたれるところがあるのがネックです。
小回りコースに対応できれば地力は上位です。
△カレンルシェルブル
この馬も福島巧者。
重賞では今ひとつ足りないところがありますが、紛れがあったら押さえておきたい1頭です。
結果
安定勢力のレッドラディエンスが差し切って重賞制覇~!!
2着キングズパレスとともに人気どころでの差し決着でした。
ハンデ戦ながら順当なワンツー、2頭とも近走の好走がそのまま結びついたかたちとなりましたね。
素直に傾向で重視したレッドラディエンスから入ればよかった話でした。
この辺りの出し入れが夏のハンデ戦の難しいところです・・・
レッドラディエンスもキングズパレスもサマーシリーズで続戦するようなら軽視は禁物です。
コメント