レースの概要
いわずと知れたその世代の頂点を競う日本ダービー。
1934年の第3回から東京2400mで行われ続けて、今に至ります。
牡馬クラシックの2戦目で、「最も運の良い馬が勝つ」レースとも言われています。
全てのホースマンの憧れ、今年はどんなレースが繰り広げられるでしょうか。
傾向と対策
近年の傾向は以下の通りです。
中心になるのは、まずは何と言っても皐月賞組です。
皐月での着順も大事ですが、上がり順位と当時の人気も重要です。
⇒皐月賞の上がり最速はレガレイラとエコロヴァルツ。
⇒人気では、1番人気レガレイラ、2番人気ジャスティンミラノ、4番人気メイショウタバル、5番人気シンエンペラーでした。
近年は、出走数を絞ってこの舞台に向けてくる陣営が多くなってきました。
2016年以降では、キャリア6戦以上の馬は3着が2回あるだけです。
使ってよくなるタイプより、素質上位馬の方が優位ということでしょうか。
⇒コスモキュランダ、サンライズジパング、メイショウタバルがキャリア6戦以上です。
「ダービー馬はダービー馬から」の格言がありますが、サンデー全盛期を経て、
最近は父が国内それもダービーで好成績を残していた馬の優勝が続いています。
⇒今年は12頭が該当します。
スワーヴリチャード産駒のアーバンシック、レガレイラ
レイデオロ産駒のサンライズアース
キズナ産駒のサンライズジパング、シックスペンス、ジャスティンミラノ、ジューンテイク、ショウナンラプンタ
ドゥラメンテ産駒のシュガークン、ミスタージーティー
エピファネイア産駒のダノンデサイル、ビザンチンドリーム
参考レース
再三書いてきましたが、基本的には皐月組が中心です。過半数の11頭が出走しています。
連対馬が出走する青葉賞も押さえておきましょう。
予想
◎ジャスティンミラノ
傾向通り、中心は皐月賞組で行きたいと思います。
特に今年は、ハイペースだったとは言えコースレコードのおまけつきで、
例年以上にハイレベルだったと思います。
ジャスティンミラノは共同通信杯勝ちがあり、明らかに東京コースの方が合いそうなタイプ。
血統的にも距離は問題ないですし、レコードの反動さえなければ2冠の可能性は高いと見ます。
○アーバンシック
前走では差のない4着まで追い込んで、こちらも東京変わりがプラスになりそうです。
皐月で差し届かず掲示板までは、ダービーで巻き返す王道パターン。
ダービーで2度悔しい思いをした鞍上横山武史騎手はやや気楽な立場で臨めます。
▲レガレイラ
こちらは皐月1番人気で上がり最速。直線ではよれて追いにくそうな面もありました。
牡馬を蹴散らしてホープフルSを勝った実績を忘れてはいけません。
鞍上も主戦のルメールに戻って逆襲の一手です。
★ダノンデサイル
皐月で本命に推して除外になったこの馬も押さえておきたい1頭です。
京成杯ではアーバンシック同様の脚を使っていました。
前走で走れなかったのは痛いですが、地力は高いと見ています。
鞍上もベテラン横山典さんで不気味です。
☆エコロヴァルツ
☆ダノンエアズロック
もう1頭の皐月上がり最速馬と、
モレイラ継続騎乗で1発ありそうな1頭を押さえに入れておきます。
今年はどんな戦いを見せてくれるか楽しみです。
結果
皐月除外の無念を一気に晴らした横山典弘とダノンデサイル!!
レース直前に足元に不安があると判断して皐月賞を断念しましたが、
やはりダノンデサイルの地力は高かったですね。
京成杯の強さから皐月では本命にしていましたが、
さすがに取消明けはキツイだろうと評価を下げてしまいました・・・
押さえの馬連は取れましたが、もう少し勝負してもよかったですね泣
ジャスティンミラノは正攻法の競馬で力を出し切ったと思いますが、
戸崎騎手またしても2着。なかなか運の巡りあわせもうまくいきません。
3着シンエンペラーも皐月からそこまで評価を下げる必要はありませんでした。
上位の馬は秋に向けても更なる上積みが楽しみです。
個人的には、予想の組み立て方に反省です。
横山典弘騎手はダービー3勝目で、最年長GI勝利記録を更新。
なにかベテランの凄みを見せてくれた今年のダービーでした。
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