2024 サウジC 傾向と対策

海外


今年で5回目を迎えたサウジC
昨年はパンサラッサが快挙を達成して、今年はついに馬券発売が解禁になりました。
去年に続いて、今年も日本馬が大挙出走で、いよいよ目が離せません。

歴史が浅いこのレースですが、過去4年の結果をまとめてみました。

   1着馬タイム騎手調教師
2023パンサラッサ日本1.50.80吉田豊矢作芳人
2022エンブレムロードサウジ1.50.52W.ラモスM.アルムロワ
2021ミシュリフイギリス1.49.59D.イーガンJ.ゴスデン
2020マキシマムセキュリティアメリカ1.50.58L.サエスJ.サーヴィス

米英に地元サウジアラビア、そして去年の日本と出走国が順番に勝利を収めている流れです。
また、去年のパンサラッサだけでなく2021年のミシュリフも芝で実績を挙げてきていた馬で、
サウジのダートはスピードタイプにも適正が高そうな印象があります。

続いて、過去4年の3着馬まで広げて、前走を見てみました。

20231着パンサラッサ日本香港カップ(GⅠ)10着
2着カントリーグラマーアメリカサンアントニオステークス(GⅡ)1着
3着カフェファラオ日本マイルチャンピオンシップ南部杯(GⅠ)1着
20221着エンブレムロードサウジ条件戦 1着
2着カントリーグラマーアメリカハリウッドゴールドカップ(GⅠ)1着
3着ミッドナイトバーボンアメリカルイジアナステークス(GⅢ)2着
20211着ミシュリフイギリス英チャンピオンステークス(GⅠ)8着
2着シャーラダンアメリカマリブステークス(GⅠ)1着
3着グレイトスコットサウジ条件戦 1着
20201着マキシマムセキュリティアメリカシガーマイルハンデキャップ(GⅠ)1着
2着ミッドナイトビズーアメリカベルデイムステークス(GⅡ)1着
3着ベンバトルUAEアルマクトゥームチャレンジラウンド2(GⅡ)1着

アメリカ勢が多く、しかも、当然かのごとくゴリゴリのダート路線で実績を挙げてきた馬が順当に好走しています。
地元サウジは2頭好走していますが、ともに前走条件戦組!
トライアル等路線が整備されていない面もあるかもしれませんが、地の利が生きる面もありそうです。
日本勢は去年は大挙6頭出走して、ワンースリー(4着、5着も)
トップクラスが走っているのも大きいですし、今年も期待がかかります。

続いて、出走予定馬の近走レースを、普段見慣れない海外のレースに絞ってピックアップしました。

まずは、昨年11月のブリーダーズCを勝ったホワイトアバリオ
先行抜け出しの危なげない走りでGⅠはこれで3勝目でした。
4歳夏から本格化してきた感じで、現状では地力上位の力を持っている1頭です。

2着のデルマソトカゲは海外を連戦して4走目。
休み明けでの2着なら十分価値がありますね。
去年のサウジダービー3着、UAEダービー1着と中東に実績があるのも強みです。
日本馬のなかでは実績上位のウシュバテソーロレモンポップと比べても引けを取りません。

このレースからは7着セニョールパスカドール、10着サウジクラウンも出走を予定しています。

レースは2分40秒から~

BCクラシックでは10着だった芦毛のサウジクラウンはルイジアナSで快勝しています。
単騎の逃げから、直線では後続を突き放して圧勝しました。
BCクラシックでも果敢に先行策を取っていましたので、4歳になって力をつけてきていれば好勝負になりそうです。

別路線からはプリークネスSを接戦で制したナショナルトレジャーも怖い存在です。
2走前のBCダートマイルでは果敢に逃げて、コディーズウィッシュに差されましたが、
最後までが抵抗して差のない2着でした。
前走のペガサスワールドCでは2番手から抜け出すと、最後は追いすがるセニョールパスがドールを凌ぎ切りました。
追い比べや接戦に強そうなタイプで、混戦になれば侮れなさそうです。

《まとめ》
こうして見ると、
日本 VS アメリカの様相が見え隠れしてきました。
予想するうえでは、日本馬の優劣に加えて、アメリカ勢をどう絡めるかが鍵になりそうです。
また、一昨年のように地元サウジ勢も格下馬の一発の可能性も十分ありえるでしょう。

日本馬を応援しつつ、深夜の中東決戦を楽しみに待ちましょう!!

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