レースの概要
ダービートライアルの代表レースとして、本番の日本ダービーと同舞台で施行されています。
2001年にはGⅡとして格上げされました。
かつては上位3頭にダービーの優先出走権が与えられていましたが、現在では2頭になっています。
ダービー勝ちには届かないものの、ここをステップに本番でも好走する馬も多く、
皐月には間に合わなかった(出走しなかった)新星の登場が毎年楽しみなレースです。
傾向と対策
施行時期・条件が大きく変わっていないので、傾向は割りとはっきりしています。
好走馬のキーになるのは、まずは1勝クラス組か皐月トライアル惜敗組です。
特に、ノーザンファーム生産馬は皐月をパスして早くからここに矛先を向けてきます。
⇒今年は、木村哲厩舎の2頭、ベデントール、マーシャルポイントがいかにも傾向通りです。
なお、前走勝ち上がりでも、新馬・未勝利組はまったく不振で、
連対外していない馬を除くと【0.0.0.43】です
⇒グランアルティスタ、デュアルウィルダーが該当します。
次に、あと1歩で皐月の権利を逃した馬。
⇒弥生、スプリングS組からコスモブットレア、シュバレツクーゲル、トロヴァトーレが該当します。
特に、弥生賞組は皐月でも上位争いしていたので、ここでも侮れません。
最後は、枠順に関する傾向です。
開幕2週目ということもあり、圧倒的に内枠が有利。
8枠は2010年以降連対は出ていません。
8番より外の馬でも上がりが早い脚を使えないとここでは厳しくなります。
参考レース
重賞では、弥生賞を見てみましょう。
予想
◎マーシャルポイント
前走1勝クラス勝ちから臨む1頭ですが、前走下した相手はフローラS快勝のアドマイヤベルでした。
このレースと相性のいいノーザンファーム&木村厩舎でここは期待できそうです。
○サトノシュトラーゼ
弥生賞組のトラヴァトーレは減点の8枠に入ってしまった一方で、こちらは絶好の最内枠。
昨年の京都2歳S3着の実績を見れば、地力は上位の1頭です。
▲ヘデントール
1勝クラス組では、こちらも気になる1頭。
前2戦は中山ながら味のある差し脚で、ここでも通用しそうです。
△シュガークン
△シュバルツクーゲル
結果
キタサンブラックの弟シュガークンが混戦を抜け出してダービーに勝ち名乗り!!
2着ショウナンラプンタともども1勝クラス勝ち上がり組ではありましたが・・・
不利とされる8枠が好走するわ、
モレイラ騎手とは言え未勝利勝ち直後のデュアルウインだーが3着に入るわで、
傾向からするとやや見当違いの分析だったかもしれません。
年によって出走メンバーが幅広い重賞とは言え、馬券攻略の検討がもう少し必要でした。
シュガークンは血統馬とは言え、ダービー本番に向けては、
皐月賞組と比べるとやはりやや劣るかもしれません。
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