いよいよ秋のGI開幕!!
今週は中山競馬場でスプリンターズSが行われます。
個人的には、秋のGIシーズン開幕のこのレースは毎年なかなか胸が躍らされます。
馬券を当てて、爽快な秋シーズンに入っていきたいところです。
今回は傾向分析を行っていきましょう。
《スプリンターズS GI》
まずは消去法でのデータから古いものが多いので、
近年はなかなか当てはまらない馬の方が多いですが・・・
(GI開幕になった00~22年のデータ)
・前走GI以外で1300m以上【0.0.3.17】
(3着=10サンカルロ、17ワンスインナムーン、21シヴァージ)
⇒今年は該当なし
・前2戦で重賞以外で負け【0.0.2.42】
(3着=13マヤノリュウジン、21シヴァージ)
⇒該当なし
・休み明けでセントウルS連対は反動が出やすい
⇒アグリはどうか
・先行馬有利(特に雨天時)
・セントウル組は、1.07秒台前半なら上位馬が結びつく
⇒今年は7秒切る高速タイム
というわけで、消去法は今年は全く役に立たないことになりました。
続いて、近年の傾向としては
○夏のスプリント重賞使われた馬よりもGIやGⅡを使ってきた馬
○サンデー系種牡馬よりもミスプロ系
大まかに言うと、この2点に集約されます。
あとは、割と人気勢で決まる年と
人気馬が勝つけどヒモ荒れの年と
になる傾向があります。
ここで近年のレースを見てみましょう。
さて、今年はどっちの傾向になりますか。
ここ10年の勝ち馬、1年以内に1200m重賞勝った馬と中山、阪神などの直線に坂があるコースで勝っている馬が来る傾向にあります。
主要スプリント重賞を振り返ってみましょう。
高松宮記念前哨戦のシルクロードS
勝ったのはナムラクレア、2着はファストフォースで実はこのワンツーの逆が高松宮記念。
コース形態は違えど、今年のこの路線ではレベルが高かった方ではないでしょうか。
極悪不良馬場で行われたGⅠ高松宮記念
前述の古豪ファストフォースが戴冠をしますが、ベテランの経験がものを言った感じ。
2着ナムラクレアはこの馬場で負けて強しの内容でした。
7着に敗れたアグリですが、初1200でこの馬場、しかも最後は挟まれてバランス崩しての入着でした。
アグリはこの後香港チェアマンズスプリントプライズGIに出走して5着で走り抜けています。
さて、この後に控えるのは夏のサマースプリント戦線。
傾向的にはここからの通用はなかなか難しいですが、、、
今年は函館SSでキミワクイーンが快勝して、
CBC賞、北九州記念と古豪ジャスパークローネが逃げ切り連勝しましたが、ここではどうでしょうか。
札幌の重馬場で行われたキーンランドCは休み明けのナムラクレアが出走。
重馬場で快勝しました。
最後に見て頂くのは、最重要トライアルのセントウルS
人気薄のテイエムスパーダがまさかの逃げ切り勝利しましたが、
注目は2着に差し込んできたアグリですね。
今回は後方に控えて、ほとんどない位置からの差し込みで2着まで浮上してきました。
この脚が中山でも使えれば脅威になりそうです。
と言うわけで、一連のスプリントレースを見てきましたが、
地力的にはナムラクレアが一枚抜けている下馬評で、それを覆す馬が出てくるかどうかでしょうか。
今年は別路線の出走もなく、力比較の基準がはっきりしているような気もします。
最終結論は週末に出しますので、お楽しみに!
最後におまけでひとつ動画を落とします。
いやぁ、いいレースばかりで泣ける・・・
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