レースの概要
夏競馬の開幕を告げる3歳重賞唯一のハンデ戦です。
かつては「ラジオたんぱ賞」と名付けられていましたが、
2006年から「ラジオNIKKEI賞」に名称が変わり、ハンデ戦となりました。
最近では菊花賞の後のGIで活躍する馬も輩出していて、上がり馬の台頭が楽しみな一戦です。
傾向と対策
ハンデ戦になった2006年以降の傾向はこちらです。
小回りの開幕週らしく、逃げ馬の前残りが多いです。
特に目立つのは前走で4角先頭の馬で回収率は100%を超えています。
⇒今年の該当馬はミナデオロ、メイショウヨゾラ、ヤマニンアドホックです。
また内枠有利なので、内枠に入ったらなお注目でしょう。
と同時に、その逃げ馬を直線で猛烈に差し込んでこれる馬にも注目で、
こちらは過去10年で8勝を挙げています。
⇒今年の該当馬は、ジュンゴールド、ログラールの2頭です。
コース形態が似てることもあってか、中山1600、1800mの実績ある馬は好相性です。
⇒アレグロブリランテ、ヤマニンアドホックは注目したいですね。
減点材料としては、1勝馬は重賞連対がないと馬券圏内がありません。
⇒今年はメイショウヨゾラが該当します。
長い東京開催も後半、基本的には外枠が有利な傾向です。
雨が降ったりしたら尚更です。馬場状態は直前まで注意したいところです。
予想
◎ヤマニンアドホック
1勝クラス勝ち上がり組ですが、小回りコース、先行実績がある54キロ。
このレースの好走条件にピタリとはまるこの馬を本命にします。
前に行きたい馬が揃いましたが、控えても競馬できる点も魅力です。
多少馬場が渋っても問題ないですし、大崩れがないところからも、ここでも上位争いに期待です。
○シリウスコルト
皐月賞ではハイペースの2番手から直線失速してしまいましたが、
2走前の弥生賞はすんなり先手を取って3着と粘りこみました。
相手がコスモキュランダ、シンエンペラーとGI入着組だったことを考えると
最内枠で同じようにレースを運べれば十分残れそうです。
▲サトノシュトラーゼ
青葉賞組はレースレベルに疑問がつきますが、この馬はハイレベルだった京都2歳Sの3着馬。
小回り実績もありますし、前走は直線で追いづらいところもあったので、
スムーズなら巻き返しがありそうです。
△ウインマクシマム
△アレグロブリランテ
△ショーマンフリート
ハンデ戦なので押さえはやや手広く取りたいです。
いずれも先手を取りたい組なので、展開次第で上位争いと見ています。
結果
シリウスコルトが先頭で、ヤマニンアドホックが抜け出して、よしきたっ!!
と思ったところに、オフトレイルが一気の差し切り勝ちーーー!!
傾向読みも正しく、ほとんど取れたと思っただけに、
なんともするりと抜けていく惜しいレースでした。
前半1000mが58秒台でとにかく流れが早かったですね。
オフトレイルはやや出負けして、ぽつんと最後方から。
実績が乏しいわけではありませんでしたが、かなり展開がハマった感もあります。
タイムは早かったものの、レースレベル的には微妙なところかもしれません。
秋以降に繋がるか、ひとまずは静観といったところでしょうか。
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