レースの概要
1976年よりアイルランドで行われている国際GⅠ
凱旋門賞のちょうど1か月前に行われることもあって、
ここをステップに本番で好走する馬も少なくない。
日本馬は過去にディアドラが出走したのみで、今年はシンエンペラーが挑戦する。
傾向と対策
まずは過去5年の結果を見ていきましょう。
開催年 | 着 | 馬 名 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|---|
23 | 1着 | オーギュストロダン(愛) | 1人気 | キングジョージ6世&クイーン エリザベスS(GⅠ)10着 |
2着 | ルクセンブルク(愛) | 3人気 | キングジョージ6世&クイーン エリザベスS(GⅠ)4着 | |
3着 | ナシュワ(愛) | 4人気 | ナッソーS(GⅠ)3着 | |
22 | 1着 | ルクセンブルク(愛) | 2人気 | ロイヤルホイップS(GⅢ)1着 |
2着 | オネスト(仏) | 5人気 | パリ大賞(GⅠ)1着 | |
3着 | ヴァデ二(仏) | 1人気 | エクリプスS(GⅠ)1着 | |
21 | 1着 | セントマークスパシリカ(愛) | 1人気 | エクリプスS(GⅠ)1着 |
2着 | タルナワ(愛) | 2人気 | バリーローンS(GⅢ)1着 | |
3着 | ポエティックフレア(愛) | 3人気 | ジャックルマロワ賞(GⅠ)1着 | |
20 | 1着 | マジカル(愛) | 2人気 | 英インターナショナルS(GⅠ)2着 |
2着 | ガイヤース(英) | 1人気 | 英インターナショナルS(GⅠ)1着 | |
3着 | アーモリー | 5人気 | ||
19 | 1着 | マジカル(愛) | 1人気 | ヨークシャーオークス(GⅠ)2着 |
2着 | マジックワンド(愛) | 7人気 | アーリントンミリオン(GⅠ)2着 | |
3着 | アンソニーヴァンダイク(愛) | 6人気 | キングジョージ6世&クイーン エリザベスS(GⅠ)10着 |
ご覧の通り、ここ5年は圧倒的にアイルランド調教馬が強いレースです。
アイルランド調教馬というより、ここ5年の勝ち馬はすべてA.オブライエン厩舎の馬です。
そしてここ3年はライアン・ムーア騎手の3連覇。
歴史的に見ても強弱の傾向が極端な傾向がありましが、今年はどうでしょうか。
⇒去年の勝ち馬オーギュストロダンに加えて、3歳のロスアンゼルスも同厩舎から出走予定です。
去年の勝ち馬オーギュストロダンこそ勝利と惨敗の差が激しい馬でしたが、
基本的には欧州の主要GIの上位馬を順当に評価していくのがよさそうです。
参考レース
去年のこのレースを見てみましょう。
ディープ産駒のオーギュストロダンが快勝でした。
予想
本命◎ロスアンゼルス
今年のアイルランドダービーを勝ったA.オブライエン厩舎期待の3歳馬。
イギリスダービーでシティオブトロイの3着が唯一の敗戦で、
今年の欧州3歳ではトップクラスの1頭です。
オブライエン厩舎でもこの馬に最注目しておきたいです。
◎ロスアンゼルス
○オーギュストロダン
▲ルクセンブルク
結果
GⅡを連勝してきた3歳馬エコノミクスが混戦を制してGI制覇!!
GⅠ戦線を戦ってきた馬ではなかったので、個人的には完全にノーマークでしたが、
人気が示す通り強い内容で混戦を立ちました。
いかにもヨーロッパ馬という感じのパワーがあるタイプでゴール前でもグイグイ伸びてきましたね。
2着オーギュストロダンも地力は示しましたし、
日本から参戦のシンエンペラーも苦しいところはありましたが、
最後上位争いに加わって3着でした。馬場の適正はありそうですね。
ここから凱旋門賞に繋がるケースも多いので、押さえておきたい1戦です。
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