2024 ケンタッキーダービー（GⅠ）

　レースの概要

アメリカ３冠の初戦として、今年で150回目を迎える超伝統レースです。
「スポーツのなかで最も偉大な２分間」と称されるほど、アメリカでは広く国民的にもメジャーなものとして知られているレースです。
過去の勝ち馬では、サンデーサイレンスやセクレタリアトなど歴史的名馬が名を連ねています。
日本馬は過去６頭が参戦していますが、未だに掲示板もなく、壁が高いレースとなっています。

　傾向と対策

まずは、ここ５年の結果を見てみましょう。

ロードトゥケンタッキーダービーと言われるように、
様々なレースにポイントが割り振られているため、ここに至るまでのステップは数多くあり、
一概に王道というローテがないのが特徴です。
ただ、フロリダダービー、アーカンソーダービー、ルイジアナダービー、ブルーグラスSあたりから
上位馬が出てくる傾向は強そうです。
また、必ずしも人気馬が人気通り走る、というわけはないのもポイントでしょうか。
過去５年でも二桁人気が２回も勝っているように、思わぬ伏兵にも注意で、馬券的には面白そうです。

　参考レース

前記の主要ステップをいくつか見ていきましょう。
まずは、フロリダダービー。フィアースネスが２着に2.3秒差をつける圧勝でした。
BCジュベナイルでも圧勝していて、今年の最有力の１頭です。

続いては、ブルーグラスS。
ここはシエラレオーネが差し切り快勝で、この馬の有力な１頭です。

続いて、サンタアニタダービー。
ここはストロングホールドが接戦を制しています。

最後にUAEダービーです。
日本のフォエバーヤングがデビュー５連勝。海外２連勝でアメリカに乗り込みます。
果たしてどこまで通用するか、楽しみにしたいところです。

　予想

◎エンドレスリー
芝でも結果を出していた馬で、年明けダートに転戦して２連勝。
ここ２年好走馬を出しているジェフルビーS組で、ここでも走れる下地はありそう。
人気はないが、荒れるケンタッキーダービーなので、無理筋ではないはずです。

○シエラレオーネ
直線での末脚は目を見張るものがあります。
前残りにならなければ、十分食い込みがあるでしょう。

▲キャッチングフリーダム
この馬も末脚自慢なタイプ。
混戦に強そうで、展開が向けば一気の差し切りもありそうです。

△フィアースネス
△フォーエバーヤング
△ドーノック
下馬評では最上位のフィアースネスは外すわけにはいきません。
フォーエバーヤングも応援はしたいところですが、ここでどこまで通用するかです。
スムーズに逃げられればドーノックの粘りこみがありそうです。

　結果

やはり波乱でした～
フォーエバーヤングとシエラレオーネの壮絶な叩きあい（ぶつかり合い）を横目に
内から人気薄のミスティックダンがするする抜けて勝利！！
しかし、３着までは本当に大接戦。
フォーエバーヤングはあそこまで来たら勝ちたかったですが、大健闘👏
直線の攻防が見応えがありましたし、熱い好レースを朝から見れました。
馬券は抜きにして、拍手を送りたいですね。

勝ったミスティックダンはアーカンソーダービー３着でしたから、
傾向からズレているというわけではないんですよね。
馬券は届きそうで届かなかったです・・・