レースの概要
2006年に新設された牝馬限定のマイル戦で、国内では比較的新しいGIです。
春の牝馬頂上決定戦の様相ですが、年によって大波乱にもなるレースです。
傾向と対策
創設当初からの傾向は割りとはっきりしています。
まずは東京でのGI実績に大注目。
特に、地力上位馬が揃った年は顕著で、去年の上位3頭もこれに当てはまっていました。
⇒今年の該当馬は、ウンブライル、スタニングローズ、ナミュール、ハーパーです。
また、同じマイルGIである桜花賞の上位馬もよく好走している傾向です。
⇒今年の該当馬は、ドゥアイズ、ハーパーです。
馬場のいい時期だけに、雨が降らなければ高速決着になりがちです。
一線級の馬でも、後方からでも差し脚が届かないパターンが見受けられます。
この場合は、内枠先行の穴馬が波乱を起こします。枠順は要注目ですね。
参考レース
ステップレースで主力なのは、阪神牝馬S、中山牝馬Sです。
今年は、牡馬混合GIからの転戦組も多いので、大阪杯とドバイターフも押さえておきましょう。
予想
◎ナミュール
昨秋に本格化して、一気にマイル頂上まで上り詰めました。
その後も海外で2戦して惜しい競馬が続いていますが、
ワールドレベルで差のない競馬をしているのは地力の証です。
遠征帰りの影響がなければ、ここも勝ち負けできるでしょう。
○スタニングローズ
5歳勢からはこの馬も地力が高い1頭です。
近走は結果が出ていませんが、前走の大阪杯は休み明けで積極的に逃げて着順ほど負けていません。
オークス2着で東京GIでの実績があり、有力馬に後方組が多い今回は展開向けばチャンス。
▲マスクトディーヴァ
4歳勢の筆頭格はこの馬。とにかく末脚は相当のものです。
2走前の東京新聞杯は出遅れましたが。スムーズなら上位争いでしょう。
△ハーパー
△コンクシェル
4歳勢からは先行できる2頭を押さえておきたいです。
ハーパーはマイルの方がプラスですし、コンクシェルは逃げて結果を出してきました。
2頭とも展開次第では、食い込みがありそうです。
結果
単勝200倍以上、14番人気テンハッピーローズが勝って大波乱!!
いや~、さすがにこれは驚きました。
確かに末脚は鋭い馬でしたが、とても重賞未勝利馬とは思えない直線での走りでしたね。
前走の阪神牝馬を見返したら内から一瞬オッと思わせる脚を見せていましたが・・・
さすがにここでは買えなかったです。
2着もフィアスプライドで傾向的には完全に当てが外れました。
時としてヴィクトリアマイルはこうゆう荒れ方をしますよね。
人気のナミュールは出遅れ、マスクトディーヴァも直線で窮屈になり、
必ずしも力負けというわけではなさそうですが・・・
負けた馬の巻き返しにも注意したい一戦でした。
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