レースの概要
1966年から行われている歴史ある重賞だが、開催時期や施行条件が何度も変更されてきた。
12月のこの時期に再度移ったのは2017年から。
ハンデ戦らしく、人気薄の好走も多い。
傾向と対策
近年の傾向は以下の通りです。
開催年 | 着 | 勝ち馬 | 人気 | タイム | 馬場 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2023 | 1着 | ヤマニンサルバム | 2人気 | 1.58.8 | 良 | 三浦 皇成 | 中竹 直也 |
2着 | ハヤヤッコ | 13人気 | 幸 英明 | 国枝 栄 | |||
3着 | ピンハイ | 4人気 | 高倉 稜 | 田中 克典 | |||
2022 | 1着 | キラーアビリティ | 5人気 | 1.59.4 | 良 | 団野 大成 | 斉藤 崇史 |
2着 | マテンロウレオ | 4人気 | 横山 典弘 | 昆 貢 | |||
3着 | アイコンテーラー | 10人気 | 菱田 裕二 | 河内 洋 | |||
2021 | 1着 | ショウナンバルディ | 8人気 | 1.59.8 | 良 | 岩田 康誠 | 松下 武士 |
2着 | アフリカンビート | 17人気 | 国分 恭介 | 西園 正都 | |||
3着 | シゲルピンクダイヤ | 10人気 | 和田 竜二 | 渡辺 薫彦 | |||
2020 | 1着 | ボッケリーニ | 2人気 | 2.00.1 | 良 | 松山 弘平 | 池江 泰寿 |
2着 | シゲルピンクダイヤ | 9人気 | 和田 竜二 | 渡辺 薫彦 | |||
3着 | ヴェロックス | 1人気 | 川田 将雅 | 中内田 充 | |||
2019 | 1着 | サトノガーネット | 8人気 | 1.59.2 | 良 | 坂井 瑠星 | 矢作 芳人 |
2着 | ラストドラフト | 3人気 | O.マーフィー | 戸田 博文 | |||
3着 | アイスストーム | 2人気 | 吉田 隼人 | 吉村 圭司 |
開催年 | 着 | 馬 名 | 前走 | 前々走 |
---|---|---|---|---|
23 | 1着 | ヤマニンサルバム | オクトーバーS(L)4人気1着 | 札幌記念(GⅡ)15人気10着 |
2着 | ハヤヤッコ | オールカマー(GⅡ)12人気10着 | 函館記念(GⅢ)7人気5着 | |
3着 | ピンハイ | カシオペアS(L)2人気2着 | 阪神牝馬S(GⅡ)4人気11着 | |
22 | 1着 | キラーアビリティ | アルゼンチン共和国杯(GⅡ)8人気6着 | 日本ダービー(GⅠ)8人気6着 |
2着 | マテンロウレオ | アンドロメダS(L)5人気1着 | 日本ダービー(GⅠ)18人気13着 | |
3着 | アイコンテーラー | アンドロメダS(L)6人気5着 | 新潟牝馬S(OP)3人気9着 | |
21 | 1着 | ショウナンバルディ | ケフェウスS(OP)8人気1着 | 新潟記念(GⅢ)9人気14着 |
2着 | アフリカンビート | オクトーバーS(L)16人気8着 | ケフェウスS(OP)12人気9着 | |
3着 | シゲルピンクダイヤ | 府中牝馬S(GⅡ)9人気16着 | クイーンS(GⅢ) 4人気10着 | |
20 | 1着 | ボッケリーニ | カシオペアS(L)1人気3着 | 小倉日経OP(OP)4人気2着 |
2着 | シゲルピンクダイヤ | 府中牝馬S(GⅡ)5人気7着 | 京成杯オータムH(GⅢ)5人気5着 | |
3着 | ヴェロックス | 小倉大賞典(GⅢ)1人気9着 | 有馬記念(GⅠ)8人気8着 | |
19 | 1着 | サトノガーネット | エリザベス女王杯(GⅠ)12人気9着 | 府中牝馬S(GⅡ)13人気8着 |
2着 | ラストドラフト | オクトーバーS(L)1人気8着 | 皐月賞(GⅠ)10人気7着 | |
3着 | アイスストーム | アンドロメダS(L)3人気5着 | 小倉記念(GⅢ)2人気11着 |
ハンデ戦らしく、荒れやすい傾向にありますが、
前走からの斤量減の馬が最も好走率が高いです。
⇒キングズパレス、ジェイパームス、タマモブラックタイ、トーセンリョウ、マコトヴェリーキー
が該当します。
ここへの臨戦過程は大きく分けてふたつ。
GⅡ以上で凡走からの巻き返しか、リステッド組の好走が近年は目立っています。
⇒重賞組はアドマイヤハレー、キングズパレス、クルゼイロドスル、ジェイパームス、
コスモキュランダ、マイネルメモリー、マテンロウレオ
リステッドはデシエルト、ロードデルレイあたりに注目です。
参考レース
4、5着馬が出走するアルゼンチン共和国杯を見ておきましょう。
予想
本命◎ロードデルレイ
7戦5勝でまだ大崩れがないこの馬に重賞初制覇のチャンスです。
前走は休み明けで逃げ粘るデシエルトを捕まえられませんでしたが、
叩き2戦目で左回りに変わって逆転が可能と見ます。
穴馬○アドマイヤハレー
アルゼンチン共和国杯が見せ場十分でした。
今年はGⅡを中心に走ってきて、ここなら地力は十分通用すると見ました。
馬券作戦は本命穴馬フォーメーション
◎ロードデルレイ
○アドマイヤハレー
▲キングズパレス
△マイネルメモリー
△デシエルト
△コスモキュランダ
結果
デシエルトが連勝で重賞初制覇!結果的にアンドロメダSのワンツーでしたね。
斤量増が気がかりでしたが、まったく問題なくの逃げ切り勝ちでした。
もともとは若葉Sを勝って皐月、ダービーと駒に進めた馬。
ダートでは不振続きでしたが、芝に戻って先行策で地力を発揮してきた、というところでしょうか。
戦法も確立できて、来年も中距離重賞戦線の常連になりそうです。
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