レースの概要
レースとしては1949年に2歳重賞として始まった歴史ある1戦。
91年からは2歳牝馬限定戦となった。
阪神競馬場の改修以降は、この結果がそのまま桜花賞路線の中心になっており、
来年のクラシックに直結する重要なレースです。
今年は、京都競馬場で行われる。
傾向と対策
まずは昨年までの5年間の結果を見ていきましょう。
開催年 | 着 | 勝ち馬 | 人気 | タイム | 馬場 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2023 | 1着 | アスコリピチェーノ | 3人気 | 1.32.6 | 良 | 北村 宏司 | 黒岩 陽一 |
2着 | ステレンボッシュ | 5人気 | C.ルメール | 国枝 栄 | |||
3着 | コラソンビート | 2人気 | 横山 武史 | 加藤 志津八 | |||
2022 | 1着 | リバティアイランド | 1人気 | 1.33.1 | 良 | 川田 将雅 | 中内田 充 |
2着 | シンリョクカ | 12人気 | 木幡 初也 | 竹内 正洋 | |||
3着 | ドゥアイズ | 10人気 | 吉田 隼人 | 庄野 靖志 | |||
2021 | 1着 | サークルオブライフ | 3人気 | 1.33.8 | 良 | M.デムーロ | 国枝 栄 |
2着 | ラブリイユアアイズ | 8人気 | 団野 大成 | 黒岩 陽一 | |||
3着 | ウォーターナビレラ | 4人気 | 武 豊 | 武 幸四郎 | |||
2020 | 1着 | ソダシ | 1人気 | 1.33.1 | 良 | 吉田 隼人 | 須貝 尚介 |
2着 | サトノレイナス | 2人気 | C.ルメール | 国枝 栄 | |||
3着 | ユーバーレーベン | 6人気 | M.デムーロ | 手塚 貴久 | |||
2019 | 1着 | レシステンシア | 4人気 | 1.32.7 | 良 | 北村 友一 | 松下 武士 |
2着 | マルターズディオサ | 6人気 | 田辺 裕信 | 手塚 貴久 | |||
3着 | クラヴァシュドール | 3人気 | 藤岡 佑介 | 中内田 充 |
開催年 | 着 | 馬 名 | 前走 | 前々走 |
---|---|---|---|---|
23 | 1着 | アスコリピチェーノ | 新潟2歳S(GⅢ)1人気1着 | 東京・2歳新馬 1人気1着 |
2着 | ステレンボッシュ | 赤松賞(1勝クラス)1人気1着 | サフラン賞(1勝クラス)1人気2着 | |
3着 | コラソンビート | 京王杯2歳S(GⅡ)1人気1着 | ダリア賞(OP)1人気1着 | |
22 | 1着 | リバティアイランド | アルテミスS(GⅢ)1人気2着 | 新潟・2歳新馬 1人気1着 |
2着 | シンリョクカ | 東京・2歳新馬 4人気1着 | ||
3着 | ドゥアイズ | 札幌2歳S(GⅢ)6人気2着 | コスモス賞(OP)3人気2着 | |
21 | 1着 | サークルオブライフ | アルテミスS(GⅢ)7人気1着 | 中山・2歳未勝利 3人気1着 |
2着 | ラブリイユアアイズ | 京王杯2歳S(GⅡ)3人気3着 | クローバー賞(OP)4人気1着 | |
3着 | ウォーターナビレラ | ファンタジーS(GⅢ)2人気1着 | サフラン賞(1勝クラス)6人気1着 | |
20 | 1着 | ソダシ | アルテミスS(GⅢ)1人気1着 | 札幌2歳S(GⅢ)2人気1着 |
2着 | サトノレイナス | サフラン賞(1勝クラス)1人気1着 | 東京・2歳新馬 1人気1着 | |
3着 | ユーバーレーベン | アルテミスS(GⅢ)4人気9着 | 札幌2歳S(GⅢ)5人気2着 | |
19 | 1着 | レシステンシア | ファンタジーS(GⅢ)6人気1着 | 京都・2歳新馬 1人気1着 |
2着 | マルターズディオサ | サフラン賞(1勝クラス)4人気1着 | 札幌・2歳未勝利 1人気1着 | |
3着 | クラヴァシュドール | サウジアラビアロイヤルC(GⅢ)2人気2着 | 阪神・2歳新馬 1人気1着 |
GIとは言え、力比較が難しい2歳重賞です。
一定の基準が傾向から読み取れますので、まずはこれをチェックしていきましょう。
まずは1勝クラス以上で牡馬混合戦でもまれてきた馬は好走例が多いです。
⇒アルマヴェローチェ、カワキタマナレア、コートアリシアン、ジャルディニエ、スリールミニヨン、
テリオスララ、ビップデイジー、ミーントゥビー、ランフォーヴァウ、リリーフィールドと
今年は多くの馬が該当します。
そして、東京マイルでの勝ち星がある馬は好相性で注目要素です。
⇒アルテミスS勝ちのブラウンラチェットとコートアリシアンが該当します。
逆に、減点材料としては、重賞以外で4着以下がある馬で、ここ10年では馬券圏内がありません。
⇒ランフォーヴァウにはマイナス材料です。
今年は京都ではありますが、直線での末脚比べになるケースも多く、
前走で上がり2位以内の馬にも注目です。
⇒アルマヴェローチェ、カワキタマナレア、クリノメイ、コートアリシアン、ジャルディニエ、
ジューンエオス、テリオスララ、ビップデイジー、ミーントゥビー、ランフォーヴァウ、
リリーフィールドとこちらも多くの馬が該当します。
最後に、キャリア1戦の馬ですが、1600m勝ちか5馬身差以上で勝ってる馬ではないと
いきなりは通用しません。
⇒今年は該当馬がいません。
参考レース
前走、重賞好走からの馬も多く、それぞれ押さえておきましょう。
予想
本命◎ブラウンラチェット
好走傾向の合致が多いこの馬を本命に推します。
何と言っても相性抜群のアルテミスS勝ち馬。
ゴール前の底力がありましたし、京都開催でも傾向ははまると見ます。
穴馬○ビップデイジー
2戦2勝でともに上がり最速の強い競馬を見せています。
前走は少頭数でしたが、直線の脚は鮮やかでした。
デビュー戦で多頭数も経験しているので、上位食い込みも可能と見ました。
◎ブラウンラチェット
○ビップデイジー
▲テリオスララ
★メイデイレディ
△コートアリシアン
△ミストレス
結果
外伸び馬場でアルマヴェローチェが差し切り勝ち~!
穴馬で推したビップデイジーが巧みに外に持ち出して一気に伸びてきたので
一瞬やったかと思いましたが、更に外からアルマヴェローチェでした・・・
傾向的には無視できない1頭でしたが、拾えなかったのが馬券的には痛すぎました。
ブラウンラチェットは伸びきれず、上位3頭は1800m混合戦経験組でした。
荒れてきた京都平坦馬場の影響もあったでしょうか。
切れ味よりタフな脚が活きた馬場だったかもしれません。
これが桜花賞に繋がるかどうか、コースが違うので今年に関しては微妙かもしれません。
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