レースの概要
歴史ある南関東三冠の第一段として施行されてきましたが、
今年から路線体系が整備され、Jpn1に格上げされました。
これによって中央地方合わせた全国の3歳ダート三冠の1冠目となり、
より白熱したレースが期待できそうです。
傾向と対策
昨年までは、あくまで南関東の3冠の1冠目だったので、
出走馬からまったく傾向は異なると思いますが、過去5年の結果を見ておきましょう。
開催年 | 勝ち馬 | 人気 | タイム | 馬場 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|
2023 | ミックファイア | 1人気 | 2.04.8 | 重 | 御神本 訓史 | 渡辺 和雄【大】 |
2022 | カイル | 6人気 | 2.07.1 | 重 | 本橋 孝太 | 小久保 智【浦】 |
2021 | アランバローズ | 1人気 | 2.06.6 | 良 | 左海 誠二 | 林 正人【船】 |
2020 | エミリミット | 9人気 | 2.06.9 | 良 | 山口 達弥 | 林 正人【船】 |
2019 | ヒカリオーソ | 3人気 | 2.09.4 | 良 | 山崎 誠士 | 岩本 洋【川】 |
開催年 | 着 | 馬 名 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|---|
23 | 1着 | ミックファイア | 1人気 | 羽田盃(JpnⅠ)1着 |
2着 | ヒーローコール | 2人気 | 羽田盃(JpnⅠ)2着 | |
3着 | ナンセイホワイト | 4人気 | フォーチュネイト特別1着 | |
22 | 1着 | カイル | 6人気 | 羽田盃(JpnⅠ)6着 |
2着 | クライオジェニック | 12人気 | 羽田盃(JpnⅠ)15着 | |
3着 | リコーヴィクター | 2人気 | 羽田盃(JpnⅠ)5着 | |
21 | 1着 | アランバローズ | 1人気 | 羽田盃(JpnⅠ)2着 |
2着 | ギャルダル | 12人気 | 東京湾カップ 2着 | |
3着 | ブライトフラッグ | 10人気 | 羽田盃(JpnⅠ)7着 | |
20 | 1着 | エミリミット | 9人気 | 東京湾カップ 2着 |
2着 | マンガン | 5人気 | 東京湾カップ 1着 | |
3着 | ティーンズダンク | 4人気 | 羽田盃(JpnⅠ)4着 | |
19 | 1着 | ヒカリオーソ | 3人気 | 京浜盃 14着 |
2着 | ミューチャーリー | 1人気 | 羽田盃(JpnⅠ)1着 | |
3着 | ウィンターフェル | 2人気 | 羽田盃(JpnⅠ)2着 |
去年は羽田盃に続いてミックファイアが完勝しました。
今年から中央所属にも開放されたので、ステップレース含め大きく傾向が変わる可能性は高いです。
昨年までは、基本的に羽田盃組を中心に馬券作戦を組み立てるのがよさそうでしたが、
これが果たしてどう変わるでしょうか。
しかも、今年の羽田盃は少頭数の8頭立てでした。
まずは羽田盃組をよく吟味しつつ、
4月に移行となったユニコーンSや、穴馬を出してきた東京湾カップも要注目です。
参考レース
というわけで、まずは羽田盃を見ていきましょう。
勝ったアマンテビアンコの出走予定がないのは残念ですが、2~5着が出走を予定しています。
2着だったアンモシエラは3着に8馬身つけていて、牝馬ながらまずは中心格の存在です。
ユニコーンSからは1着ラムジェット、2着サトノエピックの2頭が出走予定です。
ラムジェットはこれで3連勝。
コーナーでの加速もスムーズで初の大井でもこなせそうで、地力上位と見てよさそうです。
https://keiba-lv-st.jp/movie/player?date=20240502&race=11&track=funabashi
東京湾カップも穴馬を出す注目レースです。
1着マコトロクサノホコ、2着シシュフォスが出走予定。
傾向的にはどちらも不気味な存在で、注意したいところです。
予想
◎ラムジェット
前哨戦のなかでは、ユニコーンSのレベルが一番高いと見ました。
右の小回りコースでの4角加速はスムーズでしたし、メンバーの中で地力は最上位と評価します。
大井の砂が問題なければ、勝ち負けできるでしょう。
○サトノエピック
同様にユニコーンS2着のこの馬もダートでは大崩れなく、地力上位です。
▲アンモシエラ
牝馬とは言え、羽田盃2着は侮れない実績です。
先行力があるので、今回も前めでスムーズに運べれば上位争いできそうです。
△マコトロクサノホコ
△シシュフォス
連下には地方所属馬も押さえておきたいところです。
傾向的には東京湾カップのワンツーは侮れません。
特にマコトロクサノホコは末脚が力強く、
この距離でもあの脚が使えれば一角崩しも期待できそうです。
結果
ラムジェットが6馬身差の圧勝、完勝~!!
スタート直後から人気の中央馬3頭で先行して、結果的にその3頭の勝負になりました。
ラムジェットは4角ではややもたつきましたが、
直線ではサトノエピック、アンモシエラを離す一方でしたね。
これは今後フォーエバーヤングとの3歳ダート頂点を決める戦いが実現すれば面白くなりそうです。
馬券は的中もガチガチもガチガチです。
傾向的には、羽田盃、ユニコーンSがやはり有力ステップになっていくのでしょうか。
高知のシンメデージーが4着と健闘しましたが、来年は地方馬の馬券圏内突入も期待したいですね。
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