レースの概要
3歳牡馬クラシック第一弾。古くから4月の中山2000mの施行で定着しています。
各トライアル、ステップで好走してきた馬が一同終結するレースになので、
それぞれのレースレベルや各馬の力比較が予想をするうえで重要になります。
傾向と対策
近年の傾向はこちら。
ここ5年の勝ち馬は皐月賞トライアルではなく、
ホープフルSや1、2月の重賞からここに臨んでいる馬で、ステップがかなり多様化してきています。
冒頭でも触れましたが、レースレベルの比較が鍵になりそうです。
ただし、前走は重賞での連対が勝ち馬の必須条件です。
⇒前走3着以下や、重賞以外からの臨む馬は勝つまでは厳しそうです。
また、ここ10年の勝ち馬はすべてサンデーの血が入っています。
スピードが必要な中山2000mでは今や必須条件と言えそうです。
⇒ただし、今年は有力核の外国産ジャンタルマンタルとシンエンペラーがサンデーが入っていません。
この要素がどう影響するでしょうか。
参考レース
今年は重賞2勝しているのはジャンタルマンタルのみ。
ポイントにしたいのは今年は京都2歳Sだと思っています。
多頭数で行われて、勝ったシンエンペラー以下、その後のステップに顔を見せる馬も多く、
基準になりそうなレースです。
予想
◎ダノンデサイル
去年のソールオリエンスと同じく京成杯を勝って、間隔を空けてここに臨みます。
京成杯の勝ちっぷりがよく、ホープフルSと遜色ないレースレベルだったと思います。
京都2歳Sは4着も、最後は僅かに届かずのレースで、スムーズなら差し切ってた勢いでした。
先行力もあり、まだまだ成長の余地がありそうな雰囲気でしたし、
地力的にはこのメンバーでも勝ち負けできると見ています。
○シンエンペラー
弥生賞は案外でしたが、この路線でずっと勝ち負けしてきた馬。
間違いなく地力は世代トップレベルで、大崩れはなさそうです。
▲レガレイラ
ホープフルSで男馬を蹴散らした、近年の傾向そのままにぶっつけでここに出走してきました。
過去の勝ち馬と違って牝馬ということ、鞍上が乗り替わりになってしまったこと
懸念点はありますが、地力通りならあっさりもありそうです。
△ジャンタルマンタル
△アーバンシック
もう1頭のGI馬ジャンタルマンタルも距離を克服できれば上位争いできる1頭。
京成杯組からは2着のアーバンシックも末脚が鋭く、侮れない1頭です。
結果
1.57.1のコースレコードが出た!!
◎ダノンデサイルは発走前馬体検査⇒競争除外
勝ったジャスティンミラノは右回りコース経験がないのを嫌って消し。
各馬、レースの力比較に失敗して馬券的には惨敗でした。
それにしても、時計が出やすい馬場とは言え、レベルの高い皐月賞だったんじゃないでしょうか。
GI連対馬を破った2頭のワンツーで、前走の勝利そのままに地力の高さを証明しました。
ダノンデサイルが走れたとしても上位争いは難しかったと思います。
来年以降も間隔を空けて出走してくる馬は多いと思うので、
トライアルからしっかり押さえておきたいところです。
それにしても、ジャスティンミラノはダービーでは最有力候補に躍り出ましたね。
印をまわしたアーバンシックもよく追い込んできて、例年ならダービーで怖い1頭です。
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