2024 エリザベス女王杯（GⅠ）傾向と対策

　レースの概要

もともとは３歳牝馬３冠の最終戦として行われていたが、
96年の路線体系見直しに伴い、３歳以上牝馬のGIとして行われるようになった。
近年は一線級の超牝馬は混合戦で互角に戦うので、ここで初GⅠ制覇となる馬も多い。

　傾向と対策

近年の傾向は以下の通りです。

まずは好走馬の年齢を見ると、ほとんどが３歳、４歳です。
５歳以上の多くはリピーターで、それ以外の５歳以上は過去10年でも２頭しか馬券に来ていません。
⇒エリカヴィータ、コスタボニータ、ゴールドエクリプス、サリエラ、シンティレーション、
　スタニングローズ、ルージュリナージュあたりには不利な傾向です。

続いては、前走はGⅡ以上のレースを使ってきている馬がほとんどです。
特に、府中牝馬、秋華賞、牡馬混合GⅠ、GⅡ経由が好走率高いです。
⇒今年は混合重賞経由が少なく、サリエラのみです。（GⅢを含めればシンリョクカも）
府中牝馬S組の出走が多く、取捨選択もカギを握りそうです。

また、エリ女連対馬除き、６月以降に２戦以上して３着以内なしは96年以降【0.0.2.81】です。
⇒エリカヴィータ、コンクシェル、モリアーナ、ラヴェル、ルージュリナージュには厳しい傾向です。

京都開催時は末脚が使える馬に分があり、ディープ血統の好走率も高いです。
⇒府中牝馬で上がりが早かったシンティレーション、ルージュリナージュ
　前走重賞で上がり最速のレガレイラあたりに注目です。

　参考レース

上記で触れた府中牝馬S、それからローズS、新潟記念を見ておきましょう。

　予想

本命◎シンリョクカ
今年唯一前走で重賞を勝っている馬です。
３歳時は不振でしたが、今年に入って徐々に調子を実績を伸ばしてきました。
もともとはキャリア１戦で阪神JFで２着に入ったくらいで、地力は高いです。
手薄な今年のメンバーならチャンスありです。

穴馬★コンクシェル
逃げて穴を開けそうなのはこの馬。
重賞も勝っているので決して地力が劣るわけではありません。
型にはまるかどうかなので、しばしば逃げ馬を穴を開けているこのコースなら３着でも面白いです。

◎シンリョクカ
○レガレイラ
▲スタニングローズ
★コンクシェル
△ライラック
△サリエラ

　結果

スタニングローズが一昨年秋華賞以来の勝利！！
地力のある馬で、今年はもどかしいレースが続いていましたので
この勝利はそこまで驚きはしなかったですが、、、さすがC.デムーロと言ったところもありましたね。
２着ラヴェルの激走はビックリしました。
２歳時にリバティアイランドを下してますし、クラシックも好走してる実績はありますが、
さすがにこの低迷からここで復調になるとは・・・データブレイクな結果でしたね。
シンリョクカは見せ場がなく、
レガレイラも直線で窮屈なところに入り、またしても本来の力を出し切れなかった印象です。