レースの概要
1995年の創設以来、上半期のダート頂上決定戦として大井2000mで施行されいます。
地方馬も8勝していますが、2011年以降は中央所属馬が連勝し続けています。
傾向と対策
まずは昨年までの5年間の結果を見ていきましょう。
開催年 | 勝ち馬 | 人気 | タイム | 馬場 | 騎手 | 調教師 |
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2023 | メイショウハリオ | 2人気 | 2.01.9 | 良 | 浜中 俊 | 岡田 稲男【栗】 |
2022 | メイショウハリオ | 5人気 | 2.03.3 | 良 | 浜中 俊 | 岡田 稲男【栗】 |
2021 | テーオーケインズ | 4人気 | 2.02.7 | 重 | 松山 弘平 | 高柳 大介【栗】 |
2020 | クリソベリル | 2人気 | 2.05.3 | 重 | 川田 将雅 | 音無 秀孝【栗】 |
2019 | オメガパフューム | 3人気 | 2.04.4 | 重 | レーン | 安田 翔【栗】 |
開催年 | 着 | 馬 名 | 人気 | 前走 |
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23 | 1着 | メイショウハリオ | 2人気 | かしわ記念(JpnⅠ)1着 |
2着 | クラウンプライド | 4人気 | ドバイワールドC(GⅠ)5着 | |
3着 | テーオーケインズ | 1人気 | ドバイワールドC(GⅠ)4着 | |
22 | 1着 | メイショウハリオ | 5人気 | 平安S(GⅢ)3着 |
2着 | チュウワウィザード | 3人気 | ドバイワールドC(GⅠ)3着 | |
3着 | オメガパフューム | 2人気 | アンタレスS(GⅢ)1着 | |
21 | 1着 | テーオーケインズ | 4人気 | アンタレスS(GⅢ)1着 |
2着 | ノンコノユメ | 10人気 | 金盃(OP)7着 | |
3着 | クリンチャー | 6人気 | 名古屋大賞典(JpnⅢ)1着 | |
20 | 1着 | クリソベリル | 2人気 | サウジC 7着 |
2着 | オメガパフューム | 1人気 | 平安S(GⅢ)1着 | |
3着 | チュウワウィザード | 3人気 | 川崎記念(JpnⅠ)1着 | |
19 | 1着 | オメガパフューム | 4人気 | 平安S(GⅢ) 3着 |
2着 | チュウワウィザード | 1人気 | 平安S(GⅢ)1着 | |
3着 | ノンコノユメ | 2人気 | ゴドルフィンマイル(GⅡ)10着 |
ステップとして近年好相性なのは、平安SやアンタレスS等の中央のGⅢからの転戦馬。
⇒でしたが、今年は該当馬の出走はなし・・・
また、ドバイなどの海外帰りの馬も好走しています。
⇒今年の該当馬は、ウィルソンテソーロ、メイショウハリオです。
以前は、かしわ記念からの転戦がよく好走していましたが、最近は振るわず。
今年4月開催になった川崎記念組が直結しそうです。
⇒グランブリッジ、ライトウォーリア、セラフィックコース、ノットゥルノが出走していました。
他にも以下の傾向に注目です。
✅栗東所属馬が圧倒的に有利。ただし、1番人気は不振
✅4歳馬に注目。特に混合GI/JpnⅠ勝ちの実績がある馬
中央所属馬が連勝中ですが、なかでも栗東所属馬が圧倒的に強いです。
過去10年でも10勝、2着8回とほぼ独占状態です。
⇒今年は中央所属馬7頭のうちウィルソンテソーロを除く6頭が栗東所属です。
年齢では4歳馬が好相性です。
過去5年でも出走のなかった22年以外は馬券に絡んでいるので、該当馬がいたら注意したいですね。
⇒今年はセラフィックコールが唯一の4歳馬ですが、GI実績がないのがネックです。
参考レース
レースの「格」としては、川崎記念とドバイワールドCをまずは押さえておきたいところです。
予想
◎セラフィックコール
傾向からは唯一の4歳のこの馬に期待したいです。
昨年は無傷の5連勝で重賞制覇まで上り詰めました。
GIでは敗れていますが、前走の川崎記念も上位とは差もなく、更に力をつけている感じです。
何より今回はピンポイント来日のレーン騎手への乗り替わりが大きなプラスポイントです。
○ウィルソンテソーロ
ドバイワールドCで4着に入るほど地力を挙げてきました。
年末のGIを2連続2着で国内では一線級の仲間入りで、ここでは地力上位と見ています。
▲サヨノネイチヤ
いきなりは厳しいかもしれませんが、14戦12勝2着2回の地元大井のこの馬の食い込みに期待です。
年末にはライトウォーリアにも勝ってますし、ゴール前の競り合いに強いタイプに見えます。
直線でふらついたり、幼い面もありますが、まだ完成途上の証拠。
ここで上位争いできれば、今後の楽しみが広がります。
△ノットゥルノ
右回りに変われば本領発揮でしょう。
ムラがあるタイプですが、うまく先行してスムーズに運べれば上位争いに加われるはずです。
結果
キングズソードが逆襲の戴冠!JBCクラシック勝ちは伊達じゃなかった!!
近走が勝ち切れてなかったのですっかり舐めていました・・・
前2走はやはり距離が足りなかったわけですね、中距離なら地力はこのメンバーでも上位でした。
ウィルソンテソーロがしっかり2着に入ったので、上位は力通りと言えるかと思います。
期待したセラフィックコールはまだ雑巾がけが足りなかったですね。
4歳馬有利でも、やはりGI実績は必要でした・・・反省。
しかし、こちらはまだまだこれからの伸びしろに期待です。
このメンバーでも5着に入ったサヨノネイチヤは健闘したと言えそうです。
キングズソードは中距離では秋以降も安定して走れそうで、
上位勢力の1頭として舐めないように気を付けたいところです。
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