レースの概要
施行条件がコロコロ変わってきたレースで、もともとは芝2000mで行われていました。
2006年にサマースプリントシリーズが設置されたことで1200mに距離短縮され、
スプリンターズSにも繋がる重賞となってきています。
例年8月下旬に施行されていますが、今年は繰り上がって開幕週での施行。
傾向と対策
現在の施行条件になった2006年以降の傾向はこちら。
ハンデ戦らしく、1番人気が勝ち切れない波乱要素が強い重賞です。
夏は牝馬!夏は格より勢い!という格言がそのまま当てはまるレースです。
牝馬が連続連対中で、グランテスト、サーマルウインド、テイエムスパーダ、ナナオ、バースクライ、ピューロマジック、モズメイメイと7頭の牝馬が出走してきます。
逆に牡馬は好調馬でないと苦しいです。前走4着以下の馬は2018年以降馬券圏内なしです。
⇒カンチェンジュンガ、ジャスパークローネ、ショウナンハクラク、ディヴィナシオン、トゥラヴェスーラ、メイショウソラフネ、メディーヴァル、ヤクシマは減点です。
ハンデ次第では条件上がりも侮れません。しかし、今年はグランテストのみ。
前走は0.1差勝ちでしたので、どうでしょうか。
参考レース
5月に行われた3歳のスプリント重賞 葵Sの上位3頭がこぞってここに出走してきました。
春に行われたオーシャンSからは3、4着馬が出走しています。
予想
◎サーマルウインド
前走の春蕾Sが初の1200m戦で強い内容。
後に函館スプリントSを勝つサトノレーヴと差のない競馬でした。
一息入れて、ここは勝負の一戦と見ました。
○バースクライ
休み明けになりますが、この馬も徐々に力をつけているのを感じます。
オーシャンSは差のない3着でしたし、その前のシルクロードSも着順ほど負けていません。
今回は先行馬がそろいましたので、展開的にも中団で溜めて直線勝負で地力を発揮できそうです。
▲ヨシノイースター
上記2頭と前2戦で接戦をしてきたこの馬も同様に評価する必要があります。
小倉相性も抜群。スタートを決めて先手を取らなくても番手でOKです。
△ピューロマジック
△ペアポルックス
△ナナオ
葵Sの3頭は先行力があり、開幕の馬場で注意が必要です。
ハンデ戦でやや古馬との斤量差が近いのがネックですが、
特にピューロマジックのダッシュ力は高く、押さえておきたいところです。
結果
ピューロマジックが葵Sに続いて逃げ切り勝ち~~!!
53キロが気になっていましたが、全く問題ありませんでした。
この馬はとにかくスタート直後の二の足が早いですね。
テイエムスパーダを寄せ付けない圧巻の逃げ足で最初の600mを32.2でそのまま乗り切りました。
こういうタイプは自分の型にはまれば、まだまだ重賞を勝ちそうです。
2着ヨシノイースターはだいぶ安定してきて、スプリント重賞で今後も上位争いできそうです。
一方のサーマルウインドやバースクライは見せ場なしでした。
ただ、これだけで見限るのと、巻き返しが怖い気がします。
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