2025 スプリンターズS(GⅠ)傾向と対策

中央競馬重賞

1990年にGIに格上げされ、暮れのスプリント決戦として行われていましたが、
2000年から開催時期を移行し、秋のGIの開幕戦として定着しています。

近年の傾向は以下の通りです。

傾向

✅今年の実績に注目。ローカル以外のオープンで勝ち星がない馬は割引。
✅前走の位置取りに注目。4角9番手以下だった馬は割引。
✅500キロ以上の馬に注目。470キロ以下の馬は割引。
✅内枠有利。

以前はステップレースのセントウルS組との連動制が圧倒的に高い時期もありましたが、
近年は、これに加えてサマースプリントシリーズ経由の馬の好走が目立ちます。

路線に厚みが出てきたこともあり、このレースははっきりとした傾向が少なく、
引き算の傾向から考えていくのがよさそうです。

好走馬は1200m以下からの参戦がほとんどで、前走が1400m以上だった馬の好走は限られます。
秋のGI初戦になった2000年以降では、
前走がGI以外で1400m以上だった馬は連対がありません。【0.0.3.18】
⇒今年は該当馬がいません。

続いては、実績面での注目ポイントです。
馬券圏内は今年中央場(中山、東京、中京、京都、阪神)でオープン以上で勝った馬がほとんどで、
ここ10年でも連対したのは3歳馬のラブカンプーだけでした。
特にここ5年は、これ以外の馬は【0.0.1.46】と連対はありません。
⇒今年はウインカーネリアン、カピリナ、ダノンマッキンリー、ドロップオブライト、ナムラクレア、ピューロマジック、ペアポルックス、ルガルの8頭が該当します。実績馬もいるだけにどう影響しますでしょうか。
(外国馬除く)

また、キャリア15戦以上の馬は今年重賞勝っていないと傾向上は苦戦を強いられていて、
ここ5年では連対はありません。【0.0.1.36】
ウインカーネリアン、ドロップオブライト、ナムラクレア、ペアポルックス、ヨシノイースター、ルガルの6頭が該当し、こちらも実績馬含めて懸念材料です。

最後に、馬体重についてです。
直線の坂が影響するからか、大型馬が活躍する傾向が強いです。
500キロ以上の馬は好相性、逆に470キロ以下だとGI実績馬以外は割引が必要です。
⇒500キロ以上はウインカーネリアン、サトノレーヴ、ルガルには好材料。
⇒470キロ以下のドロップオブライト、ピューロマジックにはマイナス材料です。

最後には枠に関するチェックポイントです。
先週に引き続き、この時期の中山は内枠有利が続きます。
特に穴馬は内枠から出ることが多いので、人気問わず内枠に入った馬には注意しておきましょう。

上位出走馬が多い函館スプリントSセントウルS、3月の高松宮記念を見ておきましょう。

本命◎サトノレーヴ
高松宮記念の覇者でその後海外で連続2着と目下充実の6歳馬。
昨年は夏負けが尾を引いていたので今年はリベンジの1戦です。
名実ともにメンバー最上位で勝ち負けになるでしょう。

穴馬▲ジューンブレア
例年通りまだ内枠先行有利が中山の馬場。
外目に入ってしまいましたが、先行力が高く、コース3勝している相性の良さと近走の勢いで上位に食い込める余地があります。

◎サトノレーヴ
○ママコチャ
▲ジューンブレア
△ナムラクレア
△ピューロマジック
△トウシンマカオ

1着:ウインカーネリアン  11人気
2着:ジューンブレア    7人気
3着:ナムラクレア     2人気

なんと8歳馬ウインカーネリアンと三浦皇成がGⅠ制覇!!
完全なる先行有利馬場を活かして好スタートから逃げたジューンブレアとともに行った行ったの決着となりました。
今年に入ってドバイで2着にも入りスプリント路線に活路を見出してはいたのですが、ここで馬券圏内まで来るとは・・・
ジューンブレア先行策が予想できるなら考えておかなければいけない馬でしたね。
3着ナムラクレアはこの馬の力を出し切ったことを考えると展開、馬場の影響が多分に大きかった一戦と言えます。

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