レースの概要
2013年から京都ダート1900mに施行条件が変更されています。
スタミナも問われるこのコースで行われる唯一の重賞で、帝王賞の前哨戦的な位置づけも担っています。
傾向と対策
近年の傾向は以下の通りです。
✅前走のコースに注目。京都は馬券圏内なし、中山はマーチS組だけ。
✅ここ最近の勝ち馬は父か母父がミスプロ系かロベルト系の4、5歳馬。
開催年 | 着 | 勝ち馬 | 馬齢・斤量 | 人気 | タイム | 馬場 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2024 | 1着 | ミトノオー | 牡4・57 | 5人気 | 1.57.4 | 良 | 松山 弘平 | 牧 光二 |
2着 | ハピ | 牡5・57 | 3人気 | クビ | 菱田 裕二 | 大久保 龍志 | ||
3着 | メイショウフンジン | 牡6・57 | 10 人気 | 1/2 | 酒井 学 | 西園 正都 | ||
2023 | 1着 | グロリアムンディ | 牡5・58 | 1人気 | 1.59.8 | 稍重 | 川田 将雅 | 大久保 龍志 |
2着 | ハギノアレグリアス | 牡6・57 | 2人気 | 2.1/2 | 岩田 望来 | 四位 洋文 | ||
3着 | ヴァンヤール | 牡5・57 | 3人気 | 1 | 荻野 極 | 庄野 靖志 | ||
2022 | 1着 | テーオーケインズ | 牡5・59 | 1人気 | 1.57.0 | 良 | 松山 弘平 | 高柳 大輔 |
2着 | ケイアイパープル | 牡6・57 | 7人気 | 2.1/2 | 藤岡 康太 | 村山 明 | ||
3着 | メイショウハリオ | 牡5・57 | 3人気 | 2.1/2 | 浜中 俊 | 岡田 稲男 | ||
2021 | 1着 | オーヴェルニュ | 牡5・58 | 2人気 | 1.54.7 | 重 | 福永 祐一 | 西村 真幸 |
2着 | アメリカンシード | 牡4・56 | 1人気 | 6 | C.ルメール | 藤岡 健一 | ||
3着 | マルシュロレーヌ | 牝5・55 | 3人気 | 1.1/2 | 川田 将雅 | 矢作 芳人 | ||
2020 | 1着 | オメガパフューム | 牡5・59 | 3人気 | 1.56.0 | 良 | 北村 友一 | 安田 翔伍 |
2着 | ヴェンジェンス | 牡7・57 | 5人気 | 1.1/4 | 幸 英明 | 大根田 裕之 | ||
3着 | ゴールドドリーム | 牡7・58 | 2人気 | 2 | 藤岡 佑介 | 平田 修 |
開催年 | 着 | 馬 名 | 前走 | 前々走 |
---|---|---|---|---|
24 | 1着 | ミトノオー | マーチS(GⅢ)4人気2着 | 名古屋グランプリ(JpnⅡ)3人気9着 |
2着 | ハピ | 天皇賞・春(GⅠ)15人気中止 | 大阪ーハンブルクC(OP)5人気9着 | |
3着 | メイショウフンジン | ブリリアントS(L)7人気1着 | 佐賀記念(JpnⅢ)4人気3着 | |
23 | 1着 | グロリアムンディ | ダイオライト記念(JpnⅡ)1人気1着 | チャンピオンズC(GⅠ)2人気12着 |
2着 | ハギノアレグリアス | 名古屋大賞典(JpnⅢ)1人気1着 | 東海S(GⅡ)1人気2着 | |
3着 | ヴァンヤール | アンタレスS(GⅡ)4人気2着 | 名古屋城S(OP)4人気2着 | |
22 | 1着 | テーオーケインズ | サウジC(GⅠ)3人気8着 | チャンピオンズC(GⅠ)1人気1着 |
2着 | ケイアイパープル | アンタレスS(GⅢ)5人気4着 | 名古屋大賞典(JpnⅢ)2人気2着 | |
3着 | メイショウハリオ | マーチS(GⅢ)2人気1着 | チャンピオンズC(GⅠ)10人気7着 | |
21 | 1着 | オーヴェルニュ | フェブラリーS(GⅠ)6人気13着 | 東海S(GⅡ)2人気1着 |
2着 | アメリカンシード | マーチS(GⅢ)1人気14着 | アレキサンドS(3勝クラス)1人気1着 | |
3着 | マルシュロレーヌ | エンプレス杯(JpnⅡ)1人気1着 | TCK女王盃(JpnⅢ)1人気1着 | |
20 | 1着 | オメガパフューム | 東京大賞典(GⅠ)2人気1着 | チャンピオンズC(GⅠ)4人気6着 |
2着 | ヴェンジェンス | フェブラリーS(GⅠ)5人気10着 | 東海S(GⅡ)3人気2着 | |
3着 | ゴールドドリーム | サウジC(重賞)11人気5着 | 東京大賞典(GⅠ)1人気4着 |
京都1900mというコース形態からでしょうか、前走のコースに偏りがあります。
同じ京都コースからは近い時期に京都のダート重賞がないこともあってか、
過去10年で馬券圏内がありません。
⇒今年はジンセイ、テーオードレフォン、ペプチドソレイユ、メイクアリープが該当で、傾向からは減点です。
また、中山からも相性が悪く、馬券圏内に来たのはマーチS組のみです。
⇒マーチSからは1着ブライアンセンス、ロードクロンヌ、14着スレイマンが参戦です。
逆に東京2100、阪神2000、地方交流の中長距離からの参戦は好相性です。
⇒アウトレンジ、バハルダール、メイショウハリオ、ライオットガール、ルクスフロンティア、レヴォントゥレットが該当します。
血統面では父か母父がミスプロ系かロベルト系の4、5歳馬が9年連続で勝っているので注目です。
⇒アウトレンジ、ジンセイ、タイトニット、ブライアンセンス、ペプチドソレイユ、マーブルロック、ルクスフロンティア、レヴォントレット、ロードクロンヌが該当します。
参考レース
直近のJRAダート中距離重賞マーチS、アンタレスSを見ておきましょう。
注目馬
本命◎ロードクロンヌ
未勝利から4連勝で臨んだマーチSが3着といきなり重賞で通用する地力を見せました。
このコースは圧勝実績もあり、強い4歳世代にまた1頭新星が現れますか、期待です。
穴馬★ライオットガール
地方交流重賞続きでしたが、なんと一昨年のレパードS以来の中央のレースに参戦です。
重賞レベルの地力はありますし、若武者吉村騎手の鞍上で不気味な気配が漂います。
◎ロードクロンヌ
○メイショウハリオ
▲ブライアンセンス
★ライオットガール
結果
1着:アウトレンジ 4人気
2着:ロードクロンヌ 2人気
3着:レヴォントゥレット 10人気
アウトレンジが力強く抜け出して快勝!
ここ2戦の敗戦で完全に軽視してしまっていましたが、GⅢクラスでは地力上位でしたね。
ロードクロンヌも苦しい流れながら最後伸びてきて、敗れたとは言え力を示しました。
メイショウハリオは追い込んできたところで前が詰まったかたちで、次走の巻き返しに注意です。
3着が人気薄だったとは言え、基本的には傾向通りの決着となりました。
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