2025 NHKマイルC(GⅠ)傾向と対策

中央競馬重賞

1996年に当時クラシックに出走できなかった外国産馬向けに3歳GIを設立したのが始まりでした。
2001年までは全連対馬が外国産馬と猛威を振るっていましたが、クラシックにも外国産が解放されると、単純に3歳マイル王決定戦という位置づけになってきました。
年によって出走馬レベルが異なるため荒れるときは大荒れになることも有名です。

近年の傾向を見ていきましょう。

傾向

✅皐月賞・桜花賞上位組が出走してきたら大注目馬!
✅それ以外は前走重賞で3着以内だった馬。
✅前走掲示板以下から巻き返せるのは重賞実績馬。
✅休み明けは減点。前走からの距離短縮組に注目。
✅ダイワメジャー産駒、外国産駒が相性◎

年によってステップはまちまちだが、牡馬牝馬ともにクラシックから転戦してきたら大注目。
特に、皐月賞5着以内と桜花賞3着以内馬はまず崩れません。
(ここ10年ではグランアレグリアが膠着しただけ)
⇒今年は、皐月賞6着のジャンタルマンタル、桜花賞4着のマピュース、6着チェルビアット、8着ヴーレヴ―が出走予定で、傾向的には微妙ではありますが、軽視はできないでしょう。

それ以外では、ファルコンS、ニュージーランドT、チャーチルダウンズCなどを中心に重賞3着以内からの組に注目です。
⇒ファルコンSはワンツー、NZT、チャーチルダウンズも上位3頭が揃って出走してきました。

ローテ的な面では、休み明けで出走してきた馬は減点です。
クラシックではぶっつけ好走も主流になってきましたが、ここでは厳しく、休み明けで勝った馬はまだいません。
⇒4か月休み明けのマイネルチケットは傾向的には厳しそうです。

血統面では、さすがにマイル王決定戦と言ったところでしょうかダイワメジャー産駒が好相性です。
また、マイナーになってきましたが外国産馬にも注目です。
⇒どちらも今年は該当馬が不在です。

上で触れた、桜花賞皐月賞を見ていきましょう。


続いては、ファルコンSニュージーランドTチャーチルダウンズCとステップレースを3つ
ファルコンSからは1着ヤンキーバローズ、2着モンドデラモーレ
ニュージーランドTからは1着イミグラントソング、2着アドマイヤズーム、3着コートアリシアン
チャーチルダウンズCからは1着ランスオブカオス、2着アルテヴェローチェ、3着ミニトランザット
がそれぞれ出走予定です。

本命◎マジックサンズ
トライアル戦組か、クラシック組かの比較が非常に難しい1戦です。
傾向的には好相性の皐月賞組を上に取りました。
休養明けの一戦でしたが、後方から上がり最速の脚で6着まで追い上げてきました。
札幌2歳S勝ちがあるもののコーナーが走りにくそうで、東京へのコース変わり、そして武騎手への乗り替わりとプラス要素が多く、まとめて差し切るシーンが期待できそうです。

穴馬★チェルビアット
こちらもクラシック組から。2戦続けていい差し脚を見せていて、血統的にもこのコースは魅力的です。
再度の末脚で上位食い込みに期待です。

◎マジックサンズ
○ランスオブカオス
▲アドマイヤズーム
★チェルビアット
△イミグラントソング
△マピュース

1着:パンジャタワー  9人気
2着:マジックサンズ  3人気
3着:チェルビアット  12人気

パンジャタワーが猛ペースを抜け出してGⅠ制覇です!
1000m通過が56秒台という史上最速ペースで、アドマイヤズームなど前につけた先行馬が総崩れになるなか、中団から力強く抜け出してきました。
前走ファルコンSでは想定より伸びませんでしたが、ハイペースでマイルよりやや短い適正が求められた今回はこの馬に合っていましたね。
ファルコンS組のレベルは疑問でしたが、4着にもモンドデラモーレが入ったあたり見誤ってました。
マジックサンズは最後方近くで息を潜んで内を突くという名手の手綱さばきが光りました。
チェルビアットもここ2戦の差し脚は本物でしたね。

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